どうもゴロモンです。
今回は、折れたロッドの修理の3回目、「折れたロッドを修理する~スレッドコーティング編」です。
さて、前回までに折れた部分を接着し、スレッドを巻いたところまで修理は進んでおりました。
ここから巻いたスレッド部分をコーティングする作業に入ります。
先ずはコーティングに先立ち、スレッド部分以外をマスキングします。
実のところ、普通はマスキングを行う必要は無いのですよ。
通常スレッド部分のコーティングの際は、フィニッシングモーターにロッドをセットして、ゆっくり回転させながらエポキシ溶剤を筆塗りするのが一般的です。
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しかし今回は、スレッド部分の範囲が大きいので、筆塗りでは上手く出来そうな気がしないのですよ。
それに、私はフィニッシングモーターを持ってないですし、回転させながら乾燥させないとコーティング表面が均一にならず、垂れてボコボコに汚くなるなと。
そこで、今回はコーティングにこちらの物を使います。
それはこちら、
「ACCEL ウレタンコートMJ+スプレー」です。
これでコーティングを実施します。
スプレータイプなので広範囲を均一に薄く塗布しやすいので。
前から持っていたのですが、なかなか使う機会が無いので、この機会に使って減らそうかなと。
元々はルアーのドブ浸け前に、このスプレーを吹いて、色が流れるのを防ごうと購入したのですが、結果は大差ないので使わなくなっていたのですよ。
今回はスレッドのコーティングにウレタンを使うのですが、特に問題はございません。
ルアーのコーティングに使っているくらいですから。
しいて言うと、エポキシに比べると手間が掛かることでしょうかね。
エポキシだと1回で結構な厚さをコーティング出来るのですが、ウレタンだと1回の膜厚が薄いので重ね塗りが必要となりますから。
という前置きはこれくらいにして、作業を進めます。
①ウレタンスプレー塗布
厚塗りすると垂れるので、30cm程度距離を取ってスプレーします。
スレッド全体にまんべんなく。
②乾燥
本来ならフィニッシングモーターにセットし、回転させながら乾燥させるのですが、持ってないので、そのまま適当に置いて乾燥させます。
回転させないので、スプレーで薄く塗布して垂れないようにしています。
③サンディング(研磨)
ウレタン塗布面が乾いたら、#800くらいの目粗さの耐水ペーパーでウレタン表面を軽く削ります。
あくまで次のウレタンの乗りを良くするだけのことなので、軽くでOK。
後は、この①~③の工程を6~7回繰り返します。
繰り返す回数は、各人の納得するまで・気が済むまで繰り返しです。
④マスキングテープ除去
気が済むまでコーティング作業を繰り返したら、マスキングを取り除きます。
デザインカッターなどを使用して少しずつ、刃を押すようにして、ロッドのブランクスに深いキズを付けないように注意して。
⑤完成
ようやく修理完成です。
何とかそれなりに形になりました。
ドブ浸けに比べると、少々コーティング部分の厚みが薄い感じですが、とりあえずOKとしましょう😅
試しにロッドを連結させ、抜き差ししても問題はないみたいです。
後は実際にキャストを繰り返し、魚とのファイトを経てどうだか?ですね。
でも、いきなり破損すると心が折れるので、ちょっと完成の余韻に浸ろうかと思います。
それにこれからはサーフのフラットフィッシュ狙いで忙しくなりますからね。
さて、13~14年ぶりとなった久々のロッドメーキングでしたが、ちょっと楽しかったですね。昔を思い出しました。
今回は修理しましたが、ナマズ用にもう少しパワーのあるパックロッドが欲しいのですよね。
暇になったら、またロッド作ろうかな。
ということで、3回に分けてお送りした「折れたロッドを修理する」でしたが、ようやく完成です。
ではまた。