どうもゴロモンです。
今回は、ルアーのウレタンコーティング前のマスキングについてです。
私は、サーフで使うハードルアーのほとんどの物は、ウレタンどぶ浸けコーティングした後に実戦投入しています。
ウレタンコーティングをやるのとやらないのでは、塗装のもちが全然違いますからね。
綺麗に塗装されたお気に入りのカラーは、その綺麗な状態を長く維持したいのですよ。
なので私は5~6回、どぶ浸けを繰り返して膜厚が厚くなるように重ねています。
そんなどぶ浸けマニアな私ですが、ウレタンコーティング時に、ちょっと面倒な形のルアーについてのご質問を頂いた事もあり、マスキングについて記事にしようかと思います。
それがこちら。
シマノ ウィングビームです。
メタルジグとワームのコラボで形成されているのが、このウィングビーム。
これが結構面倒な形なのですよね。
穴が開いてるし、溝は掘ってあるしで、これをそのままウレタンどぶ浸けすると、溶剤が穴・溝に溜まって硬化し、その後での除去は結構大変な作業になるのです。
なので、どぶ浸け前にしっかりマスキングして、後の作業を楽にします。
では、以前ウレタンどぶ浸けを実施した時のマスキングをご紹介します。
①金具を外す
フロントフックキーパーとなっている金具を、マイナスドライバーで外します。
この行程は、過去記事にしてますので気になる方はご参照くださいませ。
まあ簡単に外すことができます。
どぶ浸け完成までの間、失くさないようにしましょう。
②各穴、溝のマスキング
ボディ中央の貫通穴と、フロントフックキーパーの溝、及びフロントフックアイをマスキングテープでマスキングします。
穴、溝よりも少し大きめに切ったマスキングテープで貼り塞ぎます。
デザインカッターで程よい大きさに加工します。
フロントフックアイの部分もウレタン溶剤が流れ込まないようにマスキング。
背中の穴もマスキングテープで塞ぎます。
ヘッドのワームキーパーの部分もマスキングします。
③マスキング完成
この状態でウレタンどぶ浸けすれば、溶剤で穴・溝が埋まることが無いので、後でかなり楽になります。
ウレタンコーティング完了後、マスキングテープをデザインカッターで取り除けば完成って訳です。
ただし、当然ながらマスキングテープを除去した部分はコーティングしてないので、コーティング部分との膜厚分の段差が出来ます。
なので、溝と穴の周囲に四角く形が残りますので、ご了承くださいませ。
出来ることならテールアイの部分もマスキングしたかったですが、吊して乾燥させるのに使うので、この部分は実施しませんでした。
後でデザインカッターを駆使してホジって取ります。
ちょっと面倒ですが。
さて、ついでにですが、他のルアーはどんな感じでマスキングしているかをご紹介します。
以前はマスキングを面倒臭がってやらなかったのですが、最近はマメにやっていますので。
●ミノーの場合
通常よくあるリップ付きのミノーはというと、画像のように透明な部分にマスキングテープを貼っています。
(画像はどぶ浸け途中の物です)
画像のルアーは、アスリート+105SVGですが、大事なリップ裏のボルテックスジェネレーターも、ぐるりとマスキングして、その機能を確保しています。
通常のリップ付きミノーも、表も裏もマスキングした後どぶ浸け、乾燥後デザインカッターで除去しています。
私は大概、リップの透明な部分(塗装されていない部分)をマスキングするようにしていますので、リップ部分はコーティング無しってことになる訳です。
●かっ飛び棒の場合
かっ飛び棒のような先端が凹んでいるルアーは、凹み部分をマスキングしています。
かっ飛び棒は、こんな感じ。
縁が円弧なので、どこで区切るかちょっと悩むところですけどね。
ついでにポッパーはというと、カップと縁もマスキング。
縁よりもマスキングをちょっと大きくして、縁の外に少しだけ掛かるように貼って、カップ内部への溶剤侵入を防ぎます。
結構、縁ギリギリを狙ってデザインカッターで切るのですが、なかなか難しいのです。
老眼で見えないのよ・・・😢
●リップレスミノーの場合
サスケに代表されるリップレスミノーについては、マスキングはしていません。
ズバリ、めんどくさい❗️
なので、どぶ浸け乾燥後に溶剤の液溜まりとなった部分を半丸ヤスリで削っています。
この方が簡単❗️、早い❗️
今までこの状態でズーッと使ってきましたが、魚は関係なく喰ってきますので、なんの問題も感じておりません。
削ればOK👍❗
ということで、ウレタンどぶ浸け前のマスキングについて、私の方法をご紹介しました。
結論は、手間を惜しまずやった方が出来上がりも良くなるってことで。
他にも方法はあるかとは思いますが、私の方法が皆様のご参考にでもなれば幸いです。
ではまた。