どうもゴロモンです。
今回は、ルアーのカラーに関することです。
いつの間にか知っていたので疑問には思っていなかったのですが、今更ながらちょっと気になったので、改めて調べてみようかと思ったことが。
それは、「問屋カラー」についてです。
ご存じの方は、ご存じなので今更感満載でしょうが、調べてみたら「へぇー、知らんかった」って事もあったので記事にしてみます。
問屋とは
問屋(とんや)とは、製品をメーカーから仕入れて小売り業者さんに販売する業者さんのことです。
メーカーから仕入れて、小売り業者さんに売る際の差額で利益を得ます。
詳しく書き始めると、それだけで1記事になってしまうので簡単にまとめると、
問屋さんの存在には、メーカー側も小売り業者側にもそれぞれメリットがあり、問屋さんがいるからメーカーは、まとまった数量を作ることができ、小売り側は1個当たりの値段を抑えて仕入れできることになります。
問屋さんは、何処で?どのくらいの数が?幾らで売れるのか?を予測し販売するプロフェッショナル。
なので、メーカーは大量の商品を売り捌いてくれるので問屋に割安で売り、小売りは割安な値段で仕入れが出来るので、いわゆるWin-Winの関係が成り立つってことですね。
問屋カラーとは
そんな問屋さんが釣具業界にも当然ながら存在してる訳ですが、その問屋さんが企画するルアーの限定カラーが存在するのですよ。
要するにメーカーと問屋のコラボによって製作されるカラーってことですね。
それが問屋カラーです。
主な問屋さんのカラーは?
問屋カラーというと聞き覚えの無い方もいらっしゃるかもしれませんが、ルアーパッケージに、「1091」とか「有頂天」や、「TS COLOR」、「CG ORGINAL」っていうシールが貼ってあるのは見たことがあるのではないでしょうか?
このカラー達は、メーカーのカタログには載っていない特別カラー(限定品)なのです。
では順に主な問屋カラーを具体的に見ていきましょう。
1091
「1091」っと書いて「いれぐい」と読むのがこの1091カラー
黄色地に1091の数字が記載のシールが貼ってあるのは見たことがあるのではないでしょうか?
この1091(いれぐい)カラーは、愛知県に所在の「有限会社 府中屋」さんの問屋カラーとなります。
府中屋さんは、明治時代から釣りに関わる業務に携わり、200を超えるメーカーの商品を取り扱う、釣具全般卸売りの専門店とのこと。
私もこの1091カラーには、常日頃から大変お世話になっていますからねー。
とくに1091グロースポットのキャタピークリッカーでは、70オーバーのナマズを筆頭に数々のナマズを水揚げさせて頂いております。
サーフヒラメ関係ではレッドヘッドにオレンジゴールドの「遠州Wオレンジ」が大のお気に入り。
鉾田サーフで、50オーバーのヒラメを釣ったもんだから気に入ってる訳です。
個人的には一番、その恩恵を受けている気がしますね。
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有頂天
ルアーパッケージに黄色の楕円に「有頂天」のシールが目印の有頂天カラー。
この有頂天カラーは、東京都に所在の「株式会社ツネミ」さんの問屋カラーとなります。
ツネミさんは、1943年(昭和18年)に創業され、日本の釣り業界を牽引されてきた釣用品総合商社。
ツネミさんといえば、日本で初めて海外ルアーメーカーである「ラパラ」、「ボーマー」、「フレッドアボガースト」などの輸入・発売されたのは有名ですね。
2006年にはオリジナルルアーブランドである「ECLIPSE(エクリプス)」を立ち上げられています。
エクリプスといえば、アストレイアにドリペンなど超有名。
最近ではエクリプスカラーとして「サスケ120・140裂波」や「ぶっ飛び君」、「エボルーツ」などとコラボして展開されているのもご存じかと思います。
そんなツネミさんの有頂天カラーといえば、私的にはサスケ120裂波で数持ってますかね。
サスケ裂波には、背中に「有頂天」の文字が印字されていますので分かり易いです。
有頂天カラーは、釣れる気にさせてくれるカラーが多く、大好きですね。
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CG ORIGINAL
ルアーパッケージに「CG ORIGINAL」のシールが目印。
こちらは、大阪に所在の「中央漁具株式会社」さんのカラーとなります。
中央漁具さんは、1949年(昭和24年)に創業された釣用品・レジャー用品の卸売り業者さん。
1988年(昭和63年)には、系列会社として有限会社エバーグリーンインターナショナルを設立されています(これは知らんかった💦)。
コンバットシリーズのルアーには随分とお世話になりましたから。
そして、中央漁具さんは「ゴールデンミーン」のブランドでも知られた存在。
私もギア関係でお世話になっており、「GMロッドポストDX」を現在愛用しております。
そんな中央漁具さんから過去に発売されたCGオリジナルのカラーの例として、CGオリカラを纏った、サスケ120裂波がこちら。
この他にも数多くのルアーでCGオリジナルカラーが出ていますので、魔界でCGシールが貼ってあるモノを探してみると、タイミング良ければ出会えるかもしれません。
TS COLOR
ルアーパッケージに「TS COLOR 激釣」のシールが目印。
こちらは、兵庫県に所在の「谷山商事株式会社」さんのオリジナルカラーとなります。
谷山商事さんは、1946年(昭和21)に創業された釣具卸業者さんです。
オリジナル自社ブランドとして、Valleyhill(バレーヒル)、釣武者を展開されています。
1996年には、バンダイとのコラボレーションルアーである、コアな人気の「グランダー武蔵」を発売されたそうです。
そういえば、最近ですがグランダー武蔵のルアーが再販されていましたね。
確かスケルトンクランクって名前だったような・・・。
(個人的には、グランダー武蔵を詳しく知らないのですけどね)
谷山商事さんから過去に発売されたTSカラーを例として挙げると、
サスケ120裂波
魚道110MD
飛び過ぎダニエルでも。
他にもジョイクロやトラウト系のルアーでも、発売されているようです。
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問屋カラーは限定品
さて、問屋さん4社のカラーについてご紹介しましたが、この問屋カラーはメーカーカタログには載らない、いわゆる限定品なのです。
売り切れたら終わりで再販は無いと思って良いかと思います。
なので、好みのカラーを見つけたら予備含めて買っておかないと、次の機会に入手するのは困難でしょう。
見つけたら即買い!です。
標準カラーと問屋カラーが並んでたら、間違いなく問屋カラーを手にしますからねー😁
特に私みたいに、「メーカーの標準カラーでは釣れる気がしない」っていう症状がこじれた重病人は、後悔する前にリアクションバイトすべし!です(^_^;)
ということで、「問屋カラーを調べてみた件」でした。
気になる方は、近所の魔界を探してみてください。
問屋カラーが見つかるかもしれませんよ。
ではまた。