どうもゴロモンです。
今回は、DUELから発売中のPEライン、スーパーXワイヤー8についてのインプレッションです。
ステラC5000XG を3月に購入と同時に入手した、このDUEL スーパーXワイヤー8。
ラインを巻いてから4回、サーフへ出撃しキャストしまくって来ましたので、これまでの使用感をお伝えしようかと。
ここまで使った感じでは、かなり好感触となったラインでしたので、詳細を皆様にご紹介です。
まずは、スーパーXワイヤー8がどのようなPEラインなのかです。
●H.I.P.製法(ヒートインテグレーションプロセス)
原糸には東洋紡の超高強力ポリエチレン繊維「IZANAS®」を採用。
マイクロピッチブレイデッド加工にて密に編み上げ、特殊な熱処理を行うことで原糸一本一本を密着。
これにより真円性が高まると共に、従来PEでは実現できなかったハリとコシが生まれ、さらには弱点であった耐摩耗性を大幅に向上。
H.I.P.製法なる方法により真円性が高くなっているこのラインですが、その効果によりロッドガイドへの摩擦抵抗が軽減、キャスト時の空気抵抗の減少による飛距離UP。
そして水切れが良くなり操作性も向上するという効果が出るのです。
確かにそう言われるとルアーの弾道に、一伸びがあるように感じますね。
1、耐摩耗性大幅UP
角ヤスリ(#800)に対し、鉛45gの負荷で一定速度繰り返し擦り付け、1号ラインが破断するまでの回数を計測。
結果、従来PEの約2倍の数値を計測。
これにより沈み根やガイドの擦れだけでなく、指かけ部分の毛羽立ち、さらには繰り返し使用による色落ちも激減。
2、真円性の向上
一本一本の原糸が密着しているので、キャスト時の抵抗が軽減し飛距離がUP!
さらにガイドとの摩擦による糸鳴りを抑制。
3、適度なハリとコシ
ハリがあるのでキャスト時のトラブルが激減。
ジギングでの使用においては、水切れが良く、ジグの沈下を妨げずスムーズに落とす事ができ、ラインの糸フケによるシャクリ抵抗を極力少なくすることが可能に。
4、感度UP!&操作性大幅UP!
ルアーへのアクション、バイト時の感度、フッキングなど全てにおいて最高レベルで実現したハイグレードモデルがこのスーパーXワイヤー8なのです。
では、実際にどんな物なのかを実品を基にご紹介します。
今回購入したスーパーXワイヤー8は、1号の200m巻きです。
⚫ラインカラー
ラインは5色に色分けされております。
カラーパターンは下記イラストのように10mごとに色分けされ、5m毎にホワイトのマーキングが入っています。
この色分けによりルアーのおおよその飛距離を、簡単に把握することができます。
5色の中ではシルバーが少々見辛いでしょうかね。
まあ、私の老眼が進んでいるからなのですが😅。
このスーパーXワイヤー8を、より分かりやすく説明するため、ちょっと「よつあみ G-soul Upgrade X8」と比較しながらご説明します。
⚫ラインのハリ
よつあみ G-soul Upgrade X8はハリが強い。
スーパーXワイヤー8は、しなやかな感じ。
これはコーティングに差があるような気がします。
両ラインに触れた感じですが、G-soul Upgrade X8はコーティングで「パリッ」としたハリ(硬さ)を出しているように感じます。
対してスーパーXワイヤー8は少し柔らかく、「しなやか」な感じなのです。
(決してハリが無いのではありませんよ)
「しなやか」な品を好むか、「パリッ」とした品を好むかは個人の好みでしょうけどね。
「しなやか」なことに関してですが、コーティング状態が悪いということではなく、ライン自体がギュッっと締まったことでハリを生んでいる感じなのです。
たぶんこれがH.I.P.製法による効果なのでしょうね。
コーティングに頼らずにハリを生み出しているのかと思われます。
このことは、ラインの変化(消耗)に良い影響を与えているように感じます。
ただ、しなやかな分、弛ませてリールに巻いてしまうとエアーノットが発生しやすいので少々注意が必要です。
私は向かい風の中、シンペンをフリーフォールさせ過ぎて、やらかしてますから。
⚫ラインの変化(消耗)が少ない
実際に4度の出撃で、キャストを繰り返したラインです。
ほとんど毛羽立ちが発生していません。
そして他のラインに比べると、真円度を保っており、ラインが潰れて偏平になり難いのです。(ピ○トブル12なんて速攻で潰れましたからね)
ラインが潰れると手触りがゴツゴツしてくるのですが、このスーパーXワイヤー8は、触るとスーっと滑らかさを保っています。
H.I.P.製法による真円性の向上と耐磨耗性大幅UPが、使用によるラインの劣化消耗の進行具合を遅くしているのではないでしょうかね。
使い込んでも、ラインの初期性能が維持される期間が長い、要は長持ちするのだと思います。
●ラインの色落ちが少ない
スーパーXワイヤー8の新品ラインと使用済みを比較してみます。
画像上が使用後のライン、画像下が新品のラインです。
同じグリーンのカラー部となります。
色落ち具合について、画像では光の加減で結構な違いに見えますが、肉眼では落ちてはいますが気になるほどではないという感じです。
極端に「色落ちしたなー」とは思わないですね。
実際のところ、新品をリールに巻く際に他のラインと、かなりの違いを感じました。
私はラインをリールに巻く際、濡れタオルで挟んで巻くのですが、タオルに付着するラインの色が断然少なかったですね。
これはかなりの違いを感じたところでした。
さて、ここまでかなりの好印象を持ったスーパーXワイヤー8ですが、ちょっと気になる部分もあります。
●ラインがほぐれる
それは、ラインがほぐれ易いことがあるのです。
この画像がそうなのですが、ラインの一部がほぐれています。
これ実は、私の手が荒れてた冬場に発生していたのです。
冬場の乾燥により、指がカサカサで荒れていたのですが、ショックリーダーと組む際に指のカサカサに引っ掛かってラインがほぐれるのです。
この事象は他のPEラインでも発生するのですが、このラインでは発生することが多かった感じを受けました。
たぶんなのですが、「ラインのハリ」の項で書いたコーティングに頼らぬラインゆえに発生したことなのかと。
手が荒れてない今は、何の問題にもならないのですが、冬場はちょっと困りましたね。
なので、自宅でもニトリル手袋を装着して結んでいました。
ニトリル手袋については過去記事をご参照くださいませ。
●意外にも安価
ここまでかなり好印象なラインであるスーパーXワイヤー8ですが、この性能の高さの割に、意外にも安価なのです。
この記事を書いている時点でですが、1号の200m巻きが約2000円台前半で販売されている様子。
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5色に色分けされた高性能ライン200m巻きが、2000円前半で購入可能とは嬉しいことです。
私は、先日タックルベリーのGWセールで、200m巻きが2000円を下回る価格で販売されておりましたので、2個もリアクションバイトしております😄
これでしばらくは、ラインには困りませんよ。
この値段でこれだけの高性能であれば、充分に良くできたPE ラインだと思います。
現在もこのラインを使用しておりますが、久々に自分マッチするラインに出会えたかなと。
ということで、「DUEL スーパーXワイヤー8 インプレッション」でした。
この記事が、どなたかのライン選びの参考になれれば幸いです。
ではまた。