どうもゴロモンです。
今回は、シマノの【ルアークロスウェブマガジン】で公開されている、辺見哲也さんのコラムから、「バラシの原因と完全克服レッスン 高感度PE時代に蔓延する釣り師の病」をご紹介します。
(画像はシマノさんから借用させて頂いております)
バラシの原因と完全克服レッスン 高感度PE時代にまん延する釣り師の病 | ルアークロス ウェブマガジン | シマノ -SHIMANO-
私もチョイチョイやらかすバラシ。
特にサーフでのフラットフィッシュ狙いの場合、アタリ自体が1日1回あれば良しで、アタリすら無いことは日常茶飯事の修行のような釣り。
そんな厳しい釣りでせっかく掛けた貴重な1匹をバラシた時のショックは、相当なものですよね。
そりゃあ、魚にしてみれば生死が掛かっていますから、逃げようと必死でしょうけど。
まあ、そうは言っても、バラシた際にはホントにしばらく立ち直れないですよ。
引きが良ければ良いほどに、逃がした魚は大概デカイのですよ。
その後、なぜバラシに繋がったのかを反省する訳なのですが、幾つかその原因となることがあるのですよね。
例えば、アワセが甘かったとか、ラインのテンションが緩んだとか、エラ洗いでふっ飛ばされた、はたまたフックポイントが鈍っていて貫通してなかったとか、まあ色々あるかと思います。
そんな想像の中でも、主たる原因は何だろう?ということに対する1つの答えとなる今回の記事。
そんな悩みであるバラシの原因と、その克服について、シーバスフィッシングのレジェンド、辺見哲也さんが詳しく解説されています。
今まで数多くの魚とのファイトを繰り広げ、釣り上げている方の言葉は、さすがに響くものがあります。
早速ですけど、その内容については下記のリンク先であるシマノHPに記載されています。
バラシの原因と完全克服レッスン 高感度PE時代にまん延する釣り師の病 | ルアークロス ウェブマガジン | シマノ -SHIMANO-
ということで後は読んで頂ければOKなのですが、それで終わりにして私の記事とするには、ちょっと気が引けるので「バラシの原因と完全克服レッスン」を抜粋して紹介させて頂きますね。
●バラシの原因はポンピングにあり。
バラシにも色々とあるが、最も多いのがフックアウト。
いわゆるフックが魚の口からポロっと外れてしまう現象。
カエシが付いたフックは簡単には抜けないハズが、なぜかポロっといく。
自信満々のこれ見よがしな強引なファイトで特に起こりがちで、必要以上に魚に負担を掛けるため、フックが刺さった部分の身が裂けてハリ穴が広がるから。
コマーシャル要素満天の強引なファイトをすれば、バラすのは当然の結果。
●魚がバレる最大の要因はテンションの緩み
現在、海でのルアーフィッシングはPEラインが主流。
実はこれこそがバラシの最大の要因。
PEラインには柔軟性がなく、ナイロンラインのようにショックアブソーバのような機能がなく、ラインが伸びないため緩んだときにはテンションが0になりやすい。
すなわちこれがバラシの原因。
ロッドを起こして魚を寄せ、その分のラインをリールで巻き取る(いわゆるポンピング)は間違い。
トップの位置で「さあ巻くぞ!」と力を込める直前にフックアウトの憂き目に。
ロッドを立てて魚を強引に寄せたら、ロッドを倒しながらリールを巻く。
さあ、巻くぞ!ってところで・・・ですね。
これには身に覚えの方も多いのではないでしょうか?
私も思い当たるフシがあります。
特に私は、TVの釣り番組やVTRでのポンピングで大物を釣るシーンをタップリ見てきた人間には痛いほど分かります😓。
このポンピングの癖がなかなか抜けないのですよ。
なんせ釣り番組は小学生の頃からタップリ見ていましたし、バス釣りには小6からどっぷり20年は確実にのめり込んでいましたから。
バス釣りでは巻きの釣りが大好きでしたので、ベイトリールに14lbのナイロンラインの組み合わせで釣ってましたからね。
今思えば、ナイロンラインの伸びがバラシ防止に一役買ってくれていたんですね。
今でも、ついグイーって寄せて巻くポンピングを行い、その最中にフッと軽くなったり、追いアワセしようとロッドを倒して再度アワセたらスッポ抜けしたり、最近でもチョイチョイやらかしてますからね😅。
緩みは最大の原因って訳ですね。
●管釣りファイトがなぜ理にかなっているのか?
バーブレスのシングルフックで確実にランディングまで持ち込むためには、わずかでもテンションが抜けたらアウト。
ラインテンションを絶対に緩めないことが最重要。
海は管釣りのようにクローズドな環境にない。掛かる魚も大きく、ロッドを使わなくては寄せきれない。
要はラインテンションが抜けないようにファイトすれば良い。
リールの釣力に任せてグリグリ巻いてくるのが最もバラシにくい。
極力ポンピングはしないこと。これはバラシを減らす上で非常に重要。
ロッドを起こさないと寄ってこないような大物の場合、ラインテンションが抜けないよう慎重にロッドとリールを操作する。
ファイトのコツはリールを巻き続けること。
人間が一瞬でも気を緩めれば魚も反撃を開始する。
ポンピングでロッドを立て、リールを巻こうとフッと力が抜けた瞬間に走られる。
●魚をバラさないファイトを実践してみよう。
「オフィスヘンミ」で開発したバラシ矯正マシン「バラサン2号」を使って実践。
この「バラサン2号」は、ペンキ塗り用のトレイと大型シングルフックの針先をカットしてゲイプ部分にオモリを装着。
そして1.25kg のウエイトを乗せた代物。
これを砂利広場で40m離れた場所から手元まで寄せる。
フックアウトしなければ合格。
バラサン2号に付いた「足」が砂利に引っ掛かり、リールだけでは寄せきれない。
瞬間的にはドラグに5キロもの負荷が掛かるため、ロッドで引き寄せる必要がある。
そこが狙い目❗
これは難しいですよね❗
フックが刺さっていないですし、オモリまで付いているので緩めば当然、即フックが外れますよ。
「バラサン2号」、上手く考えられている品ですよ。
【アドバイス1】
バラさない最大のコツはリーリングにあり。
「ポンピングをする際も常にリールは巻き続けること」
テンションが抜けやすいのは、ロッドを倒したり起こしたりするタイミング。
その時にリールを巻き続けていればテンションは保たれる。
意図的にテンションの抜けをカバーする。
最もテンションが抜けやすいロッドの動きが止まるところを、リールを巻き続けることでテンションを保つことによりバラシは大幅に減らせる。
(前提としてドラグ調整がきちんとなされていることが条件)
●【アドバイス2】
タックルバランスで難易度がこんなに違う
そもそも「対象魚に見合ったタックルバランス」も重要。
極端に硬いビッグゲーム用ロッドの(GTやマグロ用など)でバラサン2号を引き寄せるのは楽だが、曲がらないのでテンションが抜けやすい。
結果的にフックアウトを連発する。
対象魚に対し、極端に硬いロッドではファイトが難しくなる。
そしてシーバス用のロッドにナイロンライン2.5号でトライすると、不整地で暴れるバラサン2号の動きをラインの伸びが吸収してくれる。
ナイロンラインがいかに安心してやりとりできるか改めて確認できた。
ナイロンラインでのトライは、まるで"吸い付く"よう。
瞬間接着剤で止められているかのような、何をやっても外れる心配がなかった。
ただ、感度の悪さには愕然とする。
ガタガタ道の振動は、ほとんど手元に伝わらない。
●まとめ
それならナイロンラインを使えば良いか?となるが、やはり感度と飛距離で圧倒的なパフォーマンスを発揮するPEラインは外せない。
テンションが抜けにくいタックルバランスにし、それに応じたファイトをマスターすることが、多くの魚との出会いを実現する。
これを機に、いま一度自分のタックルとファイトを見直してはいかがですか?
と、まとめられております。
さすが納得の内容となっておりました。
私もバラシには悩んでおり、現在の私のタックルでは、ショックリーダーにナイロンラインを使用している理由の1つが、この伸びによるショックアブソーバの役割を得るためなのです。
あと、アワセ切れも気になるのでね。
ちなみに、私の最近の愛用はVARIVAS VEP ショックリーダーです(特にショアジギで使ってます)。
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それでもバラす場面が多いのは、無意識のポンピングが影響しているのかもしれないですね。
そういえば、昔、弟に「バスとのファイト中にロッドを立て過ぎだ」って教えてもらったことを思い出しました😌。
それを聞いてからはロッドの位置に気をつけたものですよ。
今度、一緒に釣りに行く仲間にファイト中の動作を見てもらうことにしようかと思います。
そして辺見さんですが、「バラサン2号」が欲しいというアナタ!
いずれ深夜の通販番組で見掛けるかもしれませんが(笑)、ペンキ塗り用のトレイと大型シングルフックに適当なオモリを装着すれば作れます。
お急ぎなら自作することをおすすめしま~す❗
とのことです。
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気になる方、試してみてはどうでしょうか?
結構、バラサン2号を寄せるのは難しくて、面白そうですよね。
この「バラサン2号」を使った引き寄せ、シマノの大会やフィッシングショーなどのイベントで開催すると楽しそうです。
寄せきれたら景品GETとか、タイムアタックで競うなんて面白いと思いますけどね😄
(もし既に開催されていたらごめんなさい)。
ということで、「バラシの原因と完全克服レッスン 高感度PE時代に蔓延する釣り師の病」のご紹介でした。
ではまた。