どうもゴロモンです。
今回は前回に引き続き、ガンダムマーカーエアブラシシステムを使っての塗装を、実際にやってみた使用感などをお伝えする第2回目です。
今回は、塗装編と題して実際の使用感と、良い点や注意点などをご紹介します。
(あくまでも私個人の使用感と実施結果となりますので、実施の際は自己責任でお願いします)
前回は、マーカーの「ペン先への色の充填」まででした。
ガンダムマーカーエアブラシシステムで塗ってみた(準備編) - 釣りバカに捧げる日記~喰らえ❗ハードルアー
では前回の続き、はじまり、はじまり〰。
●塗装準備
ちょっと忘れておりました。
塗装の前に、ぜひやっておくべきことがあるのですよ。
それは、塗装する場所の床上・壁に新聞紙や不要な紙などで養生することです。
本格的な塗装ブースをお持ちの方は別ですけどね。
私は屋外のベランダで塗装を行いましたので、床上に不要な紙を敷きまして、それと用意した物があるのです。
これ、3M スプレーブースです。
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スプレーのり等を使う時に便利な物なんですけど、今回のようなチョイ塗りにちょうど良いかと思いまして。
組み立て簡単で紙素材なので、後々燃えるゴミで廃却が簡単ですからね。
組立方法は裏面に記載されています。
ちょちょいの・・・ちょいで完成。
まあ、ただの段ボール箱でも良かった気はするのですが、気分的に違うってことで。
ただ、このスプレーブース1点注意があるのです。
空気の抜けが無いので、吹いた分の空気が戻ってきます❗
なので、ブシュ〰〰って勢い良く塗料を吹き付けると、どエライことになりますよ。
あくまで、シュッ、シュッって感じで使う簡易的な物かと思いますね。
ということで、周りを塗料で汚して大変なことに❗なんて笑えませんから😓
●エアブラシ本体へマーカーをセットする
さて、ペン先にしっかりと色の充填が出来たら、エアブラシ本体上部のホルダー部分へマーカーをセットします。
その際、マーカーのペン先がエアブラシ先端のノズル前にくるようにマーカーの差し込みを調製します。
ペン先が少しノズル前に被さるくらいが、ちょうど良いくらいですね。
※差し込みが浅すぎた場合
画像のようにノズル先端までマーカーの芯が届かない状態の場合、当然塗料が飛びません。よって何も塗れません(あたりまえですが)。
※差し込みが深すぎた場合
画像のようにノズル先端の部分がマーカーの芯の根元付近になると、塗料が塊(ダマ)になって飛び散り、綺麗な塗装となりません。
この辺りの位置関係・さじ加減は個人の好みもあるかと思いますので、試し吹きで確認してくださいませ。
塗装対象物との距離感ですが、取説によると7センチ程度が良いと記載されています。
まあ、この距離感も試し塗りで感触を確かめましょう。
●塗装
さあ、いよいよ本番です。
実際にルアーに吹き付けますよ🎵
ドキドキの初挑戦❗
まずはルアーの腹側にメタリックレッドを吹き付けます。
感じがまだ分からないので、ちょっと距離をとって、10センチ程度距離をとって吹いてみます。
シュッ、シュッ、シュッってね。
テールのほうから塗ってみます。
ルアー腹部のオレンジ色は、元々のカラーが残っているものです。
意外にも、上手く出来るではありませんか❗
綺麗に塗れますよ。
これは、腕というより道具が良いのではないでしょうか。
ボタンを押すと反応良く塗料が吹かれます。
次は別の色に変更してルアーの背側を塗装します。
今度はメタリックブルーで挑戦です。
画像は写真撮影のため、手で持っていませんが、実際にはルアーを手持ちで塗装しています。
ルアーとの距離は約10センチで吹いています。
塗装中の臭気については、私ゴロモンは全く気にならないレベルでした。
ガンダムマーカーはアルコール系塗料となっていますので、匂いが少ないのでしょう。
ただしマーカーの注意書には、「換気をよくしてご使用ください」と記載されていますのでご注意ください。
臭気については個人差があると思いますので、あくまで私個人の感想となります。
●完成
さあ、吹き付け塗装完了です❗
初めてエアブラシによる塗装を実施しましたけど、上手く出来たのではないでしょうかね。
背側の色ですが、画像奥はメタリックグリーン、画像手前がメタリックブルーにて塗装しております。
腹側はメタリックレッドを使用しました。
ただ、ちょっと失敗をしております😅。
前回書いたのですが、マーカーを良く振らずにペン先に塗料を充填し塗ってしまったのですよ。
分かりにくいかもしれませんが、画像手前が良く混ぜずに塗ったもので、画像奥が混ぜた後に塗ったものです。
混ぜずに塗ったものは、メタリック感が弱くなっています。
●清掃
エアブラシ本体の清掃は、基本的には不要だと思われます。
本体に塗料を充填する訳ではないですし、エアーだけが流入するだけなので。
とは言うものの塗料の付着は実際に多少発生したので、その際は除去する必要はありますね。
取説には「水性ホビーカラー用うすめ液で清掃してください」って記載されています。
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私が使った際は、塗料の飛び散りによるノズル先端部へ付着していました。
内部には付着していませんけどね。
なので、手持ちのウスメ液で拭いて除去しました。
メーカー推奨のものではありませんが、綺麗に塗料が落ちたのでヨシってことで。
●その他(ウレタンコーティングに対する耐性)
実は、このウレタンコーティングに対してのガンダムマーカーの耐性が一番気掛かりだったのですよ。
ルアーとして使うために塗装をする訳ですから、ウレタンどぶ浸けコーティングをしたら塗装が流れたり、剥離したら意味がありませんからね。
ガンダムマーカーがアルコール系塗料とあったのですが、それが実際どうなのかが分からなかったのです。
まあそんな訳で、実際にウレタンどぶ浸けコーティングをやってみました❗
結果はこちらです。
バッチリ、問題なし❗
どぶ浸け2回を実施しましたが、全く流れたり剥離したり溶けたりしていません🎵
(*注:この時は、色は流れなかったんですけどね)
*2022年9月追記
久しぶりにガンダムマーカーで塗装した後、ウレタンどぶ浸けコートしたら、色が流れる事象が発生しました。
色が流れる場合もありますので、ご注意ください。
詳細は下記記事をご参照くださいませ。
いやー、ホッとしましたよ😄
もしダメだったら購入した意味がなくなるところでした。
最悪、ガンプラ作りまくるしかないと。
ふぅー、良かった良かった😅
使ったウレタンコーティング剤は、いつものACCEL ウレタンコートMJ+ です。
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これにて一通りの塗装作業を完了とします。
ここから先はこのガンダムマーカーエアブラシシステムについて、使用感を纏めます。
●良い点
①エアブラシ初心者の入門用に最適
手軽に、ガンダムマーカーをセットするだけで吹き付け塗装が出来る優れものですね。
しかもお値段も手頃な価格設定なのも魅力です。
ちょいと使ったり、入門用にはもってこいの逸品です👍
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②充分なクオリティーの塗装が得られる
完成の画像を見て頂ければお分かりかとは思いますが、初めてエアブラシを使った私が塗ったにも関わらず、充分なクオリティーでしょう。マジで凄いです👍
エアブラシに慣れた方なら、もっと凄い塗装が出来ることでしょうね。
筆塗りに比べると数十倍上手くなった気がしますよ。
③色替えが楽
マーカー差し替えるだけで色が替えられるのですから、ちょー楽ですね。
洗ったりしなくて済むのですよ。最高です👍
④隠蔽力が凄い
これはガンダムマーカーの特性なのかと思いますが、下地の色が出ないのです。
今回、黒とシルバーホロの上にメタリックグリーンを塗ったのですが、1回の塗装で下地の黒とシルバーホロが見えないのです❗
がんばって撮りましたけど分かりますか?
ガンダムマーカーは2度塗りの必要なしと思われます。
(塗装面のポツポツ見えるのは、黒の上に塗ったラメによるもので、気泡などではございません。念のため)
⑤すぐ乾く
乾くのは早いです。作業が進むので大変よろしいです。
⑥臭わない
家族はもとよりご近所さんからクレームなんてことになったら大変ですからね。
かなり臭いませんよ(私の鼻がいかれていたらゴメンナサイね)。
以上、良い点を挙げてみましたが、優れた品であることは間違いないところでしょう。
では、ちょっといただけない部分というか、注意すべきかと思う部分を挙げます。
●注意すべき事項
①マーカーに無い色は塗れない
当然ですが、ガンダムマーカーに無い色は塗れません。
混ぜて作ることもできませんね。
ルアー用として使う場合、グローや蛍光ピンク、蛍光オレンジなどの蛍光カラー、あとクリアー系が欲しいのですが無いですね。
グローカラーや蛍光カラーのモビルスーツが登場することを期待しましょう😅
まあ、ネットで調べると魔改造や代替マーカーもある様子ですが、そこは個人の責任でどうぞってことで。
②あくまで簡易エアブラシである
エアー缶を利用したエアブラシなので、連続使用すると缶が冷えてエアー圧に変動が発生するみたいです(圧が下がるらしい)。
ルアーをチョイ塗りする程度では、全く問題なく使えましたけどね。
たかだか2個塗っただけなのでエアー缶も中身はタップリ残ってます。
あと20~30個は塗れそうですよ。
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ベビコンに接続する方法もあるのですが、そこまでやるなら、本格的な品を揃えるべきでしょうね。
あくまで簡易エアブラシであり、ちょっと使うのに便利なことが良いのですから。
③広い面や連続使用には不適である
エアー圧の話もあるのですが、それよりもガンダムマーカーを使用していることが影響しています。
マーカーの芯に含んだ塗料を吹き飛ばして塗装していますので、芯に含んだ分が無くなると再充填が必要となります。
要するに色が出なくなったら、マーカーを本体から外してペン先をピコピコ押し付けて再充填の後、ふたたび本体にセットして試し吹きし、そして塗装再開って訳なのです。
吹き付け状態を毎回同じにセッティングすることは、結構面倒かもしれないですね。
ルアーの背や腹をちょいと塗るには問題にはなりませんし、そのくらいは充分塗れる量は充填されてますよ。
以上、注意すべき点を挙げてみました。
ということで、このガンダムマーカーエアブラシシステムですが、私のように月平均2~3個のルアー塗装を手軽にしたいって方には最高の品だと思います。
あと、プラモデルを月1個作るとかのレベルなどね。
●結論
「ガンダムマーカーエアブラシシステム、充分使える簡易エアブラシ」ってことで良いと思います。
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さあ、次はどれを塗ろうかな?
シャア専用カラーを用意して3倍釣れるルアーにするかな🎵
それともトリコロールカラーにして、「連邦のルアーはバケモノか⁉」にしますかね😄
ではまた。