どうもゴロモンです。
先日随分お久しぶりに取り出したシマノの00スコーピオンメタニウムMg。
今回は、これを軽くグリスアップしようと思います。
今更この骨董品レベルのグリスアップ記事が、需要があるとは全く思えませんけど・・・。
まあ、暇潰しにどうぞ。
前々回の記事で、15年ぶりくらいに蔵から呼び出したこの00スコーピオンメタニウムMg。
VARIVAS 鯰 PREMIUM PE 着弾~ナマズ用にセッティングしよう。 - 釣りバカに捧げる日記~喰らえ❗ハードルアー
どうしようか迷ったのですが、せっかくなのでグリスアップをしようかなと。
まあ、途中で面倒になったら元に戻せば良いだけなので、気楽にいきますよ。
用意したのはシマノのオイルとグリス。
それと以前から使用中のベアリング用のオイルF0です。
他に道具はティッシュペーパーとドライバーセット(精密ドライバーが良い)ですね。
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あっ✴そうそう、本格的に分解・清掃を行う場合、ティッシュペーパーはやめたほうが良いですよ。毛羽立ちますので、精密機械には大敵です。
そんな時には「キムワイプ」が最強です。
研究室や工場などで御用達の物で、毛羽立ちや紙粉がほとんど出ない優れモノ。間違いないですよ❗
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では早速、分解していきましょう。
①メカニカルブレーキとスプールを外す。
まあ、ここは、普段毎回の釣行の前には実施すべき注油作業なので、いたって簡単です。
左側サイドプレートを開けてスプールを取り出し、メカニカルブレーキ部分を分解します。
この時、ベアリング抜け止め(五角形の細いバネみたいなヤツ)を飛ばさないように❗
昔、部屋中を探した経験がありますので😅
注油はスプールのシャフト部と、本体の2個のベアリングに行います。
ここの部分はオイルを注油ですよ。グリスではないのでご注意下さい。
ちなみに、画像のメタニウムのベアリングは社外品に交換してあります。
このベアリングにはサイドのカバーが無いタイプで回転性能は良いのですが、その分、油切れが早いので毎回釣行前に給油の必要があるのです。
毎回給油だったので、このリールは現在も良い状態を保っているのだと思います。
②ハンドル及びドラグ部分の分解。
ハンドル裏側のネジ2個を外します。
これでハンドルは取れます。
ところで、このネジですが手持ちの予備が1本だけなのでもう少し欲しいのです。
しかし、シマノでは古くて入手不可能なんですよ。
どこかで入手できないのでしょうかね?
ドラグ部分の分解ですが、順に分解します。
たいして難しいことはないかと思います。
さて、画像のところまでは簡単なのですが、この「ローラークラッチベアリング」という部品がこのままでは取れないのですよね。
これは右側サイドプレートを外す必要があるのです。
③右側サイドプレートを外す。
さて、右側サイドプレートを外すためには画像の3ヶ所のネジを外す必要があります。
まずは画像左下の黒い-(マイナス)頭ネジから外します。
するとレベルワインドガードと黒い-頭ネジ(レベルワインドガイド)が外れます。
この黒いネジはレベルワインドのガイドを兼ねているんですね。
外したら残りの小さい+頭ネジ2個と押さえ金具をゆっくり外します。
ゆっくりと裏返して右側サイドプレートを外します。
これで右側サイドプレートが外れました。
④ローラークラッチベアリングを外す。
右側サイドプレートの裏側から指で押すと取り出すことができます。
⑤メインギヤ分解。
今回の目的であるメインギヤ部を分解・取り出します。
はめ込みだけなので簡単に取り出せます。
ここで注意です❗
下手に本体を逆さ等にすると、小部品が落下して思わぬ事態に陥りますよ。
私ゴロモンは、撮影のために傾けたところ、極小座金がどこからか落下して大変なことに😨
こんな小さいの、どこに使っているのか?・・・。
実はこの座金、③で右側サイドプレートを外した時に緩めた+頭ネジの穴に裏から入っていたものなのです。
片方の穴に座金が残っていたので分かったのですけどね。危なかった😅
ということで、矢印の穴に入れればOKです。
⑥各部品の清掃。
取り外した各部品をティッシュペーパーで拭きます。
本気できっちりやる場合は、パーツクリーナーで洗浄したほうが良いでしょう。
油の付き具合も覚えておいて、新しい油を付ける際、同じように塗り込みます。
もと通りに組み込みながらグリスUP です。
ギア部はグリス、ベアリングやシャフトはオイルですね。
詳細は各リールの取説を確認してください。
⑦組み立て・復旧
分解した逆順に組み立て復旧します。
ばらした順と逆に組むだけなんで、特に難しくないと思います。
復旧する中で注意するべきは、メインギヤ座金という金具の向きですね。
湾曲した金具が2個使われています。
組む際は、)( という方向で組むことですね。
⑧ハンドル部分の分解・清掃
せっかくハンドルも外しましたので、分解・清掃します。
キャップを外すと中に-(マイナス)頭ネジが見えますので外します。
このネジは「左ネジ」になっていますので、通常と反対となる右回しで締まり、左回しで緩みますので、ご注意下さい。
気がつかず力を込めるとネジの頭が潰れますよ。
ハンドルつまみ部分の中にカラーが入っていますので、これも取り出して清掃します。
ここは結構な汚れでしたね。
綺麗に拭き取ってグリスを塗ります。
グリスを塗ったら組み立てします。
左ネジなんで、右回しで締まりますよ。
⑨ハンドル組み付け、ベアリング注油
ハンドルを組み付け、2個のネジで締めます。
ネジ穴がズレていることが多いので、ドラグ部の黒いハンドル固定ナットを緩めて、スタードラグを回転させて再度ハンドル固定ナットを締めることで、ネジ穴位置の調製をしましょう。
ハンドルを固定したら、ベアリング部とスプールシャフトへオイルを給油します。
画像はハンドル固定前にやってますけど、お気になさらずに。
⑩完成
無事に完成です❗
空回しして稼働状態を確認しましょう。
なんだか調子が良くなった気がしますね🎵
後は実際にキャストして巻いて負荷を掛けて問題無ければヨシ❗ですね👍。
どうでしたでしょうか?
たいしたことは無いでしょう😄。
機種によって複雑さが違うとは思いますが、組立図と撮影しながら実施すれば、まあ上手く出来ると思いますよ。
ということで、00スコーピオンメタニウムMgのグリスアップでした。
これでようやくラインが巻ける状態に。
ナマズを釣りに行かないと❗
ではまた。
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