どうもゴロモンです。
今回は、ハードルアー好きな方は気になるかも?のルアーのウレタンどぶ付けコーティングについて、塗装素人のゴロモンが実践した結果をお伝えしご参考になればと思います。
(2022年1月 記事を小修正しました。)
※同じように実施して問題が発生しても責任もちませんので、実施する際はあくまでも自己責任での実施をお願い致します。
さて皆さん、お気に入りのルアーをそれぞれお持ちと思いますが、使えば使うほどフックサークルや擦り傷が増えて綺麗な塗装が無惨な状態になりますよね。
例ですが手持ちの物もこんな感じに(勲章だとの見方もありますが)。
こうなる前にウレタンどぶ付けコーティングをやって塗装を長持ちさせてみようということです。
で今回はACCELウレタンコートLR+を使い4~5回のどぶ付けを行いました。
1.作業準備
先ずは作業に必要な物を準備します。
・ACCEL ウレタンコートLR +
・ACCEL ウレタンコートうすめ液
・クリップ(ルアーを吊るのに使います)
・乾燥ブース(段ボールで作ります)
・手袋(手にピッタリフィットする物)
※手に付くと面倒なのであった方が良いかと思います。
・800番の耐水ペーパー(サンディングで使います)
・新聞紙
・500ml ペットボトルを半分に切断した下側(底があるほうです)
・デザインカッター
・マスキングテープ
クリップは画像のように伸ばしてS字フック状にし、ルアーのどぶ付けと吊るす際に使用します。
次に段ボールで乾燥ブースを作ります。
ルアーを吊るして乾燥させる際に滴が垂れますので、段ボールの底部に新聞紙を敷いておきます。
私は割り箸とマスキングテープで作りましたが、針金などがあればもっと簡単に作れると思います(家にある物でと思いまして😅)。
ルアーの重さに耐えられる程度には作りましょう。又、吊ったルアーの位置ズレ防止用にマスキングテープで箸に細工しておきます。
(ルアーの重みで割り箸がたわみクリップが動いてルアー同士がくっつかないようにです)
2.ルアー洗浄(汚れ落とし)
コーティングするルアーのフック、スプリットリングを外します。
そして、綺麗に洗って汚れや油分を落としましょう。
ボディに付いたサビや汚れは、「激落ちくん」などのメラミンスポンジを使うと結構綺麗に汚れが落ちますよ。
3.どぶ付け作業
さあ、どぶ付けですが実施前にご注意頂きたいことを簡単に記載します。
・天気の良い風のない乾燥した日に実施しましょう。
コーティング材の注意書きにもありますが、空気中の湿度に反応し硬化するらしく、高湿度、雨天時やその翌日は塗装面が白濁したり、瓶中のコーティング材が硬化する等不具合が発生するとのこと。
また、風が強いとホコリがルアーに付着しますので良くないです。
・臭気があります。
ノントルエンと瓶に記載されてますが、匂いはあります。なので屋外など通気性の良い場所がおすすめです。
(部屋の中で実施して家族から批判を受けないようにご注意くださいませ😓)
・リップ部分にマスキングテープを貼る。
後ほど記載しますが、リップ部分にコーティング材が乗ることが気になる方は実施した方が良いです。
私の場合、サスケ裂波に代表されるリップレスミノーは、マスキングしてません。
後で半丸ヤスリで削ってますね。
・火気厳禁
火気厳禁の溶剤なので🚬タバコ吸いながら等はおやめください。
では、どぶ付け作業に入ります。
ペットボトルを半分に切った物(底部があるほう)に新聞紙を詰めて、どぶ付けした後にルアーから垂れるコーティング材の受皿とします。
クリップでルアーを吊るし瓶の中にどぶ付けしたらルアーを取りだし、すぐにコーティング材の中蓋を閉め、ペットボトル受皿でルアーから垂れるコーティング材を受けます。
なるべく中蓋を閉めて、瓶の中のコーティング材硬化を防止し、手早く作業を行いましょう。
どぶ付けしたルアーは滴が垂れるタイミングをみて上手く乾燥ブースに吊るします。
重いルアーはなるべく外側に吊るしたほうが良いです。中央部が重くなると割り箸がたわみますので(そもそも割り箸で作るのがよろしくないのかもですが)。
どぶ付けが終わったらコーティング材の中に、うすめ液を入れます(ジョボって感じに適当に)。
瓶に記載の注意書きには「入れないように!」ってありますので、あくまでも自己責任でお願いします。
私の場合は、使用後は毎回入れて溶剤の粘度を薄めるようにしています。
最初の頃にうすめ液を入れずに使用していましたが、3回目のどぶ浸けの際に、粘度が高くなり、ルアー表面が凸凹になったので😓。
ただし、湿度が高い時期などは直ぐに粘度が高くなり溶剤の硬化が進みますので、短期間で使いきるようにしましょう。
又、瓶のフチやネジ込み部分にコーティング材が着いた場合は、ティッシュにうすめ液を染み込ませて拭き取ります。
※拭き取り忘れると後日、蓋がビックリするくらいに開かなくなります😱。
うすめ液を入れるとモヤモヤと溶剤がなりますが、このままでOK。混ぜる必要はありません(画像に上手く写らないですけど)。
終わったら溶剤を保管します。
良く蓋を閉めて、ジップロックの中に乾燥剤と一緒に入れて冷暗所に保管します。
(私は蓋付きの戸棚にぶち込んでいます😅)
保管環境にもよるかと思いますが、この方法でだいたい1ヶ月くらいは使えますかね。
ルアーを吊った状態で半日程度乾燥させると匂いも気にならない程度になりますので、部屋内に入れてもOKと思います(匂いと乾燥状態でご判断お願いします)。
そして部屋内でさらに1日程度、そのまま放置し乾燥させます。
乾燥させたら2回目のどぶ付けを行います。
手順は同じですが、2回目は前回と反対側からどぶ付けします。
(1回目がテール側からどぶ付けであれば、次はヘッド側から実施する)
とりあえず、ここまでで2回のどぶ付け完了となります。
これで充分、又はこれ以上コーティングを厚くするとルアーのアクションに影響する等お考えの場合はどぶ付け完了で。
4.サンディング
では2回のどぶ付けを終わったルアーを800番の耐水ペーパーを使い水に付けながらルアーの表面を軽くペーパー掛けします。
軽くルアー表面のコーティング材の凹凸や気泡の後等を削ります(やり過ぎて塗装まで削らないように😁)。
この作業は次のコーティングの付きを良くするために実施するものです。
ルアー表面が全体的に白く削れている状態にします。
この辺のさじ加減は文章にちょっと表現は難しいですね。人それぞれかと思います。
サンディングが終わったら水気を乾燥させます。
5.どぶ付け・サンディング繰り返し
さらにどぶ付けとサンディングを繰り返し行います(お気の済む回数をどうぞ😁)。
6.アイ部分のコーティング材除去
4~5回のどぶ付けコーティングが完了したところで、ルアーの各アイ部分のコーティング材をデザインカッターを使って除去します。
この時は、良く切れる刃を使い、切れなくなったと少しでも感じたら新しい替刃に交換しましょう。
(余談ですが、余り切れない刃で力を入れて作業してて、刃が滑りルアーの表面をキズ付けてしまい、「やっちまったよ〰😢」ってことがありますので。)
7.完成❗
いかがでしょうか?これで完成です。
ご参考に私が実施したルアーですが、上は未実施で下が5回のコーティング実施済みの物です。
艶がヌメリのように出ているのがわかりますかね?自己満足度は最高です😄。
(下ルアーの背中の黄色が薄いのは日光による退色でコーティングとは無関係ですよ)
さて、さらにここからは、実施した結果からご注意とご参考になればということを記載します。
※リップ部分へのコーティング材の付着
どぶ付けしますので当然リップ部分へもコーティング材が付くことになります。
よってリップ部分の盛り上がり等が発生しますので、気になる方はマスキングテープを貼り、最後にデザインカッターで除去すればOK です。
画像はX80マグナムのリップ部分で、上がマスキング実施済み、下が未実施でコーティングを行ったものです。下の物のリップ先端部に液が溜まり硬化しています。
又、リップレスのミノ―も同様ですが、私はマスキングが面倒なので、硬化後に半丸ヤスリで削っています。
マスキングについては、下記記事に詳しく記載してますので、ご参照くださいませ。
※ルアーの変色
コーティングを実施した中で変色したケースがありました。
これは使用中のルアーをコーティングした物です。
メーカーで実施されていたクリアー塗装部分の一部剥がれていた物に、どぶ付けコーティングを実施したら、その部分が変色しました。
原因は色々あるのでしょうが、こんな事もあるのでご参考に。
まあ、問題なく釣れますけど、見た目がね。
※補足
ちなみに、ACCEL ウレタンコートMJ+でも同様にルアーのどぶ付けを実施しました。
どぶ付け時の使用感は特に変わらないと感じましたね。
※2019年1月11日追記
LR+とMJ+との検証の過去記事のリンク先を記載します。
コーティングしたジグの検証 - 釣りバカに捧げる日記~喰らえ❗ハードルアー
結果的にはMJ+でコーティングしたほうが耐久性が高いです。
私は現在、ジグもプラグも全てMJ+を使用してコーティングしています。
(現在、LR+は一切使っていませんね)
さて、いかがでしたでしょうか?
なんとも言えない艶と手触りが良いと思いませんか?
これで大海原に投げ続けるモチベーションもギュンギュン上がることでしょう😄🎵。
素人が実践した結果をそのまま記載してみました。どなたかのご参考になれば幸いです。
長文となりましたが、ご一読頂きありがとうございます。
ではまた。
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