どうもゴロモンです。
今回は、サーフ釣行で使用するウェーダーをご紹介しようと思います。
(2022年1月4日 内容を見直し、大幅に追記・修正しました)
いつもの通り、私ゴロモンの好みと独断と偏見で選んでおりますので、ご了承をお願いします。
最初にですが、ウェーダーを使用する場合、必ずライフジャケットを着用しましょう。
ウェーダーを探して、この記事にたどり着いたアナタ。
ライジャケは準備済みでしょうか?
まだ未入手であれば、ライジャケを購入後にウェーダーを探してください。
ライジャケは下記記事でも紹介してますので、是非ともどうぞ。
サーフでは波があるのは当然のことですが、予想外のセットと呼ばれる大波がくることがあります。
波の力を侮ってはいけません。
砂に足を取られたり波の勢いなどで転倒し、ウェーダーの中に水が入ると爪先に空気が溜り、上半身を起こす事ができず、最悪は溺れます(犬神家のようになりますよ)。
ですから、ウェーダーとライフジャケットは1セットです。
なんなら、ウェーダーよりライジャケを買うのが先です。
必ずライジャケを着用しましょう。
ウェーダーの選択
さて、ウェーダーといっても何種類かあるのですが、サーフで使うことを前提条件とすると、胸元まで覆う長さのチェストハイのブーツ一体型を選択しておけば間違いありません。
画像の様に胸元まで生地があるタイプね。
チェストハイであれば、大概の波しぶきは防げますので、サーフ用として買うならチェストハイがベストです。
そして大事なことがもう一つ、サーフにおては、海には膝より下までしか入らず、波避け程度にしかウェーダーを使用しないという条件下で使用しましょう。
膝より上まで入ると波に倒され、のまれる可能性があり大変危険です。
サーフで股下まで入っている方がたまにいますが、波の力を人間が受け止めるなんて到底無理です。
マジで危険なので止めた方が良いです。
ウェーダーの素材
ウェーダーの素材は、「PVC」と「透湿防水」、「クロロプレン(ネオプレーン)」の3つの素材に大きく分けることが出来ます。
PVC(ポリ塩化ビニル)
耐水性・耐久性に優れ、他の素材に比べ安価である事が特徴。
しかしながら、耐水性の高さからPVCウェーダーの場合、湿気が逃げずにこもるのでウェーダー内が蒸れるのが最大の欠点。
透湿防水
水は通さないが湿度(水蒸気)は通し、内部の水滴を防ぐ。
素材には0.5~3㎛の小さな穴が無数にあり、水蒸気(0.0004㎛)は通すが、霧(100㎛)や雨(2000㎛)は通さない。
よってウェーダーの場合、蒸れずに快適。
ただし、価格はPVC製よりも高額となる。
クロロプレン(ネオプレーン)
保温効果と耐久性、クッション性に優れたゴム素材。厚みがあり寒さ対策として優秀なので冬場に用いるのが一般的。
ただ、透湿性は無く、重く動き難いので疲れやすい。
素材別の選択例
上記のことから、3種類の中からどれを選ぶか?ですが、一例として挙げると以下かなと。
PVC
住まいがサーフ近郊で、気軽にサーフへ行くことが可能であり、毎日のようにサーフへ行って朝・夕のマズメの時間帯のみを重点釣行するって場合は、PVCの安価なウェーダーを選択し、シーズン中に履き潰して次々と新品に交換するが良いかなと。
透湿防水
住まいがサーフから遠く、月に1~3回程度の週末釣行で、一度サーフに行くとウェーダーを履いてる時間が長いって場合は、蒸れのない透湿防水製のウェーダーで釣行中を快適に過ごす、がベストな選択かなと思います。
クロロプレン(ネオプレーン)
個人的には選択支として無いですね。
私は、真冬でも透湿防水のウェーダーで過ごしてます。
ただ透湿防水のウェーダーの中は、高機能アンダータイツを着用しカイロを内モモに貼って、防寒着(下)を着用し防寒としています。
この状態であれば厳冬期のサーフでも問題なく、透湿防水のウェーダーで過ごせてます(あくまでも私が住む関東近郊での話です)。
ソールの選択
ウェーダーのブーツ部分のソール(靴底)には、大きく分けて3種類が存在します。
「ラジアルソール」「フェルトソール」「ピンフェルトソール」の3つです。
その特徴を簡単にまとめると以下です。
ラジアルソール
いわゆる普通の長靴みたいなゴム靴底のタイプ。
歩き易く、水抜けも良く、使用後の洗浄も水洗いで簡単に砂が落ち、乾燥も早いので使い勝手が良いのが特徴。
ただし、苔が付着したコンクリートや岩などは、モロに滑るので注意が必要。
フェルトソール
渓流などの川で用いられることが多いフェルト製のタイプ。苔が付着した石などの場所において滑り難い。
ただし使用後の水洗いの際、ソール部の砂が落ち難く、乾燥もかなり遅いので使用後の管理がちょっと面倒。
フェルトピンソール
フェルトソールに金属製のスパイクピンが付いているソール。苔のついたコンクリート護岸や岩などで滑り難く、滑り止め効果は高い。
こちらもフェルトソールと同様に、使用後の水洗いの際、ソール部の砂が落ち難く、乾燥もかなり遅いので使用後の管理が面倒。
これは対象とするサーフの状況によってソールの種類を選択することになります。
釣行するサーフが、砂・小石だけのいわゆる砂浜と言われるサーフのみであればラジアルタイプのソールで問題ありませんが、サーフに隣接する磯やコンクリート護岸などに付着した苔で滑るような場所も釣行するのであれば、フェルトピンソールを選択したほうが良いですね。
ちなみにですが現在、私はフェルトピンソールのウェーダーを使っています。
では、本題に入りお勧めウェーダー5選です。
PVCウェーダーお勧め
さて、前置きが随分長くなりましたが、先ずはPVC製のウェーダーからです。
正直、朝・夕のマズメのみ毎日短時間使用でシーズン中に履き潰してしまうのであれば、メーカーなんぞ何でも良い、安っすいウェーダーで全然OKかと思いますが、ちょっと見た目も拘りたいって方には以下は如何でしょうか?
mazume ゲームウェイダーVer.2 サーフマニア
付いた砂を落としやすく、砂浜を歩きやすいラジアルソール
ソールに水を含まないので軽さが持続し、長時間歩いたときの疲労感が違います!
ラジアルソールは濡れたサーフを歩いてもフェルトソールのように水を含まないので、軽量なPVCブーツがそのまま軽い状態を維持できます。また、舗装路を長く歩く際にはソールの減りを気にすることなく、歩きやすいのが特徴。
ウェイダー本体には強度に優れた210デニールのPVC素材を使用。
タイトなスリムシルエットは見た目や動きやすさだけではなく水中での水の抵抗を減らすことにも貢献しています。
また、随所に取り入れた立体裁断によってつっぱることなく必要な動作が快適に行えます。
サンドパターンソール。砂が付いても簡単に洗い流せるラジアルソール
PVCの裏地が接しないように内側にメッシュを入れ、ベタつきを防止しています。
スリムデザインによって水の抵抗を減らすので、水中を歩きやすいです。また、立体裁断により膝を曲げても突っ張り感がありません。
カッコ良さでいけば、やはりmazume(マズメ)のウェーダーが一番でしょうか。
黒の生地に「mazume」の白文字が映えますね。
立体裁断によるタイトなスリムシルエットは、水中で動き易くつっぱることなく必要な動作がスムーズに行え、見た目もスマートで非常に良いです。
mazumeオリジナルのサンドパターンソールの、砂用新型ショートブーツを採用したサーフスペシャルモデルです。
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RBB RBBサーフウォーカーⅡ
2021秋 新製品
ウェーダーのパターン(型紙)をより動き易いよう一から見直し水を受けにくく、足上げの良い細身のデザインに一新
歩行し易い長さに設計され、水圧による潰れを軽減した新型オリジナルブーツを採用。
ブーツドッキング部分はダメージ軽減のため2重構造。
段差の乗り降りもストレスフリーに、生地はより軽く丈夫な引き裂きに強いリップストップナイロンを使用
過酷なフィールドに対応する立体裁断ソリッドシステム
ラジアルソール部
意外に安価で質の良いモノが多いと思うRBB(双進)。
そのRBBから2021年秋にデザインを一新して登場しているのが、このRBBサーフウォーカーⅡです。
320デニールナイロンの生地は丈夫で引き裂きに強く、負荷の掛かるブーツドッキング部は2重構造とすることによりダメージによる水漏れから守ります。
私が現在使用しているウェーダーも同様の作りになっているのですが、この2重になった部分には砂が入ります。
なので、水洗いの際にこの部分をめくって洗う必要があるので、ちょっとばかし面倒です。
見た目はカッコイイのですがね。
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透湿防水ウェーダーお勧め
ではここからは透湿防水のウエーダーです。
機能と比例してのお値段となってきますので、自分の好きなメーカーで、かつ欲しい機能を満たす物を選択しましょう。
mazume ブーツフットウェイダー(フェルトスパイクモデル)
透湿ウェイダーのスタンダードモデル
フェルトの接合に接着剤を使わない完全一体成型のNEWブーツを搭載!!
これでフェルトが剥がれない!
生地、アクアシールファスナーシームテープはすべて国産!!
すべてが変わった、次世代の透湿ウェイダー
NEW立体裁断でヒザの突っ張り感ナシ!
4レイヤーの国産ハイグレード素材を使用し、ウェーディングブーツの最高峰となるNEWブーツを組み合わせました。
このモデルではじめて採用するNEWブーツは、新たに金型を起こました。
履き口を細めてフィット感をアップさせ、全体のシルエットをスリムにして足サバキよく。タイトフィットデザインは、流れの中では水の抵抗が少ないので、圧倒的に有利です。
また、コバを斜めにカットし、泥抜けをよくしました。フェルトは14mmという厚みを持つ、特殊なものを採用しています。
さらに、フェルトとブーツとの接合では接着剤を使わず、完全一体成型にしています。
mazumeの透湿防水ウェーダーのスタンダードモデルとなるが、このブーツフットウェイダー。
このモデルのNEWブーツは、ブーツとソールが完全一体成型ということで、フェルトソールが剥がれないとのこと。
どうしても使っているうちに剥がれてくるフェルトソールなのですが、剥がれるこがないとなれば修理の手間が無くて確かに良いとは思います。
(まあでも、剥がれてもセメダインスーパーXで修理すれば良いだけなので、別にどっちでもと思うのは私だけですかね・・・。)
素材には、4レイヤーの国産ハイグレード素材を使用しシールにファスナー、シムテープも国産とのことで品質の高い物となっております。
そして何よりmazumeのデザインの良さですねー。
個人的にはこのグレーと黒のツートンカラーが好きなのですよ。
(もちろんブラック1色も設定ありますけどね)
カッコよくて高機能なmazume ブーツフットウェイダーです。
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RBB 3DシュープリームサーフウェーダーⅡ
サーフ、干潟専用3D(立体裁断)透湿防水ウェーダー
国産高密度ポリエステル100%(aquamax3レイヤー透湿防水加工)を使用。
リバレイが新たに作成したオリジナルブーツを採用。
ブーツは素材の硬度を前作より硬くし、水圧でのブーツの潰れ、地面からの突き上げを軽減。ダメージの多いブーツドッキング部分は2重裾。
細身ながら動き易いデザインは長い距離を移動するサーフアングラーの強い味方に。
素材には国産の3レイヤー透湿防水を採用し、立体裁断で細身ながら動き易いデザインは、サーフを歩きまわるアングラーに最適。
私が現在使用中のウェーダーは、この前のモデルとなるシュープリームウェーダーⅡ(フェルトピンモデル)ですが、なかなか良くて満足して使っております。
ただ注意点としては、素材が少々パリッとした感じの材質なので、尖った物の接触などは避けた方が良いです。
藪漕ぎなどには適さないですね、案外簡単に裂けてしまう感じがありますので注意しましょう。
(私は、過去にロッドスタンドを誤って刺してしまい、破いてしまったことがありますので(;_:))
サーフで10時間以上連続で使っても蒸れることなく快適に過ごせてますので、お勧めのウェーダーです。
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ちなみに、ピンフェルトソールのモデルはこちら。
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シマノ DS3ウェーダー(チェストハイ・カットピンフェルトソール)
蒸れにくく快適な着心地。ソールは岩場でのグリップ力を発揮するピンフェルトタイプ
ドライシールド
アウトドアシーンで優れた快適さを提供。
アウトドアを快適に楽しむために。雨や水しぶきを防ぐ防水性と、汗による水蒸気を衣服外へ放出し、ムレにくくする透湿性。フィッシングシーンで求められるこの2つの性能を備え、特に、汗による不快なベタつきを抑える透湿性が、雨の日を快適にします。
透湿
汗の水蒸気を逃してムレ・ベタつき防止
汗による水蒸気を衣類の外へ逃し、衣服内の湿気や水滴の発生を抑えて肌のムレやベタつきを軽減する機能をもった製品です。この機能は雨天時や長時間着用したまま活動する際、快適な着心地を維持するのに役立ちます。
シマノの透湿防水ウェーダーの中では廉価版となるのが、このDS3ウェーダー。
上位機種にはドライシールド+4 ストレッチウェーダーなるモノがありますが、さすがに実売価格4万円って・・・ムリ。
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お金が有り余っている方は別として、そこそこの透湿防水性能とお値段を考えると、使い易いのがこのDS3ウェーダーではないでしょうか。
シマノのドライシールドを採用し、汗による水蒸気をしっかり放出することでウェーダー内部を蒸れやベタツキを軽減。
長時間快適な着心地を実現しています。
コンセプトムービーなるものがありましたので載せておきます。
(あまり役に立たないですが)
実売価格も透湿防水としては安いですし、気軽に使うには良いのではないでしょうか?
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ラジアルソールはこちら。
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あとがき
ということで、サーフ釣行で使用するウェーダー5選、いかがでしたでしょうか?
良い性能(透湿防水)のウェーダーを大事に手入れして長く使うのか?、安価な物を早いサイクルで履き潰すか?この辺りの選択は、皆様の釣行回数の頻度とそれぞれの考えによるかと思います。
ちなみに、海までちょっくら距離があって月に1~3回の出撃くらいが常の私ゴロモンは、前者の透湿防水を選択してますね。
一度行ったら、朝から暗くなるまでウェーダー履きっぱなしですから。
「サーフ釣行ウェーダーお勧め5選」、読まれたどなたかの参考になれば幸いです。
ではまた。